2013年に食物販に特に力を入れた衣食住のライフスタイル提案型のショップとしてスタートした。
生活に密接に関わり、オーガニックやサスティナブルな取り組みに対しても意識が高いブランドである。設計テーマとして、天然素材や環境負荷が低い素材であること、食にまつわるストーリーがある素材などを念頭に空間を構築することを目指した。
まず、日本の食文化には欠かせない米からヒントを得て、米の副産物である藁を、米を育む土に練り込んだ土壁を採用した。加えて、テーブル、ショーケース、レジカウンターにも藁をデザインとして取り入れている(藁はstraftによる)。
陶器やタイルは、土を原料とする建材ですが、今回の床やファサードに使用しているタイルは使用済みの廃棄タイルを原料とし、さらに一般家庭ゴミを処分する溶融炉から排出されたスラグを釉薬として使用している。そのほか、間伐材を使用したスツールや、木造住宅の解体現場から発生した柱を使用したローテーブルなども店内に配置された。
良い土は、食を育み、人の生活を支えるように、多くの方の生活を支えるようなお店になれればと考える。人工的な商業空間内において、ただの買い物体験だけでなく、ブランドのコンセプトや思想を伝え、自らの生活とのつながりを感じ、未来の食や環境を考えることきっかけになれば嬉しく思う。